カーリースの月額料金には、車両本体の価格や初期登録費用、そして契約期間中の自動車税が最低限含まれています。
ただそれ以外にも契約期間中の車検代やメンテナンス費用もリース料に含めることができる場合が多いです。
車の自己管理負担が大幅に減るので基本的にはおまかせしてしまった方がよさそうですが、でも本当にお得なんでしょうか?
この記事では車検やメンテナンス費用について解説していきます。
車検代
主に重量税と自賠責保険や印紙代、そして法定点検と車検代行費用が含まれるのが一般的です。
リース料金に含めてしまえば、車検の時期が来ても大きなお金を用意する必要はありませんよね。
車検のタイミングは初回が3年後、以降2年ごととなり誰でも同じ条件です。(1,4ナンバーは初回2年、以降1年ごとです)
車の維持には絶対に必要なコストなので、リースに組み込んでしまった方が便利かもしれませんね。
ただし注意点が2点あります。
ひとつは、RV車やワンボックス車などは重量税が高額になる場合も多く、毎月のリース料に大きく影響するかもしれませんので、見積りで比較した方が良いでしょう。
2点目は、重量税や自賠責保険料などは将来的に値上げされることがあるかもしれません。
そのような場合には上がった分の追加請求があると思っておいた方が良いでしょう。
メンテナンス
メンテナンスとは、車が故障しないためのオイル交換などの定期的な整備です。
具体的にどのようなものか、一例を挙げてみます。
・エンジンオイルやオイルフィルター
・バッテリー
・タイヤ
・冷却水
・ブレーキフルード
・ワイパーゴム
・ファンベルト
・ブレーキパッド
こんな感じでしょうか。
他にも消耗品はいろいろあると思います。
どこまでの整備が付いているのかは各取扱店により異なる場合がありますので事前に確認が必要です。
さて、ここでひとつ考えてみます。
これらのメンテナンス費用は当然サービスではありません。
リース料金の中に含まれています。
リース契約は、事前に年間に走る予定の距離を取り決めします。
なぜかといえば、それによって契約期間中の点検回数が決定します。
点検に行った際に、必要があればオイル交換などの整備も実施してもらうという感じです。
年間走行距離が短い人の場合は点検回数が少なくなるのでメンテナンス費用も安くなりますが、たくさん走る人は逆に高くなります。
問題はここから先です。
仮に年間10000キロ走行で契約した人が、リース期間中に何らかの事情で車に乗らなくなってしまい、結果半分の5000キロしか走行しなかった場合はどうなるのでしょうか?
整備が軽くなった分、返金してもらえるのでしょうか?
これは各取扱店によって対応が異なるとは思いますが、返金されない場合は損してしまいますよね。
だったらメンテナンスはリース契約に含めずに、その都度お金を払って整備した方が良かった、なんてこともあり得ます。
メンテナンスは基本的にはリース契約とセットにした方が、管理が楽だし安心です。
オイル交換のし忘れ、などが起こりませんので。
ただし契約期間中に乗らなくなる可能性のある人は、事前に取扱店に確認した方が良いでしょう。
まとめ
毎月のリース料金がそんなに変わらないのであれば、車検費用はコミコミにしてしまった方がよさそうです。
手間が省けて便利ですからね。
しかしメンテナンスに関しては、本当に必要かどうか検討する必要がありそうです。
また逆に予定よりも乗りすぎてしまった場合の追加整備に関しても、合わせて確認したいところですね。