素人でもわかる|中古車を購入する際に確認すべき10のポイント

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ポイント

どうも、サケノリです。

中古車を購入する時、車の状態って気になってしまいませんか?

新車ではない分、特に注意したいのが事故歴の有無と購入後の故障発生率だと思います。

パッと見はキズやへこみもないし中もキレイそうだから大丈夫かな・・・って思っても、実はそれだけじゃ危険かもしれません。

この記事では、車に詳しくない素人の方でも、ここだけは押さえておきたい現車確認のポイントを10項目に分けて解説していきます。

 

もくじ

【ポイント1】外装パネル色違いはないか?

まずは車全体をぐるっと一周見回してみましょう。

一歩遠くからゆっくりと。

同じ色でもなんとなく色あせ具合が異なったり、色の濃度が違うようなパネルはありませんか?

色がなんとなく違って見える場合、もしかしたら鈑金塗装やパネル交換をしているかもしれません。

腕の良い鈑金屋さんだとプロが見てもわかりにくいのですが、なかには素人でも意識して見ればわかってしまう場合もあります。

もちろん鈑金修理=事故歴ではありません。

パネルの内側の骨格部分にダメージがあるかどうかが事故歴の判断となるのですが、さすがに骨格部分までは素人が見てもわかりません。

なのであくまでも参考程度にしていただき、不安な箇所があれば店員さんに事故歴がないか確認してみましょう。

追加情報:よくある事例1

左右のヘッドライトを見比べてみましょう。

片方だけ曇っていたりしませんか?

その場合、きれいな方は新品交換している可能性も考えられます。

ヘッドライトを丸ごと交換している場合、大きな衝突があった可能性もあり得るので注意しておきましょう。

【ポイント2】ボンネットやドア、バンパーなどの隙間をチェック!

交通事故などで車のボディに大きなダメージを受けた場合、へこんだパネル以外の隣接パネルにも衝撃は伝わります。

つまりパッと見はダメージのなさそうなパネルであっても、実際は若干歪んでいたりする場合が多いです。

ボンネットとフェンダーの左右の隙間、バンパーとフェンダーの左右の隙間は均一ですか?

これも事故歴に直結するわけではないのですが、素人でもわかりやすいポイントなので注意して見ておきましょう。

【ポイント3】ドアやボンネット、トランクの開閉具合は問題ないか?

ドアなどの開閉できるパネルはすべて動かしてみます。

ドアを開けたときに少しズレる、閉めるときが重く感じる、ギシギシ音がする、ボンネットやリヤゲートが勝手に閉まってしまう、などがないかチェックしましょう。

特にボンネットやリヤゲートが勝手に閉まってしまう場合は、それが原因で人がはさまれて大怪我をすることもあるので修理してもらうようにしましょう。

【ポイント4】エンジンルームはわかる範囲でチェック!

エンジンルームって整備士でもない限りあまり見ませんし、見てもよくわかんないですよね。

それでも見れる場所はポイントを押さえてチェックしておくと良いでしょう。

(1)エンジンルームはキレイか?

きちんとメンテナンスしている車は基本的にエンジンルームがキレイです。

逆に砂ぼこりまみれ、錆が酷い、くもの巣が張っているなどの場合は放置されていた可能性もありメンテナンスも不十分だった車かもしれません。

追加情報:よくある事例2

海の近くや雪国で使用していた車の場合、エンジンルームの錆が目立つ場合が多いです。

その場合は合わせて車の下回りものぞいて錆具合をチェックしておきましょう。

程度にもよりますが、酷いとフロアに穴が開いている場合もあったりします。

(2)エンジンのオイル漏れはないか?

オイル漏れはエンジンの部品のつなぎ目をチェックします。

特に走行距離が多く走っている車ほどオイル漏れは発生しやすくなります。

オイル漏れがあったとしても修理すれば大丈夫な場合も多くあるので、心配であればお店の人に相談しましょう。

(3)ボルトが回ってないか?

ボンネットと左右のフェンダーはボルトで固定されている部品です。

まずこのボルトに回した跡がないかを確認します。

確認方法としては、ボルトの角の部分の塗装が剥がれていないかを見ます。

ボルトは一度回すと、工具が当たる角の部分の塗装が必ず剥がれます。

このボルトは、パネルを交換する時以外には基本的に回しません。

つまりボルトが回っていた場合はパネルを交換している可能性がかなり高くなり、もしかしたら事故歴があるかもしれません。

ただし事故歴の有無に関してはパネル内側の骨格部分のチェックまでする必要があります。

心配であればお店の人に事故歴の有無をしっかり確認しましょう。

【ポイント5】スペアタイヤハウスもしっかり確認!

たいていの車は後ろのトランク下にスペアタイヤがあると思います。(最近の車はスペアタイヤではなくパンク修理材に仕様変更している場合もおおくあります)

そのスペアタイヤが置かれているフロアに水が溜まっていないか、または水が溜まっていた痕跡(錆や変色)はないかの確認をしましょう。

後ろから強く追突された場合、リヤバンパー内側のエンドパネルという骨格にまでダメージを受けてしまい歪が発生すると、シーリングの隙間から雨水や洗車の水が浸入します。

つまり事故歴が疑われますので、しっかり確認しておきましょう。

【ポイント6】内装の状態はきれいか?においやペット毛もチェック!

(1)室内のにおい、ペット毛

芳香剤、タバコ、カビ、ペットの匂いなどがないか確認します。

ペットの匂いに関しては、同時にマットやシートのペット毛がないかも確認します。

タバコを吸わない人にはタバコの匂い、ペットを飼っていない人にはペットの匂いが苦手な人が多いと思います。

強い匂いに関しては脱臭しても完全には消えない場合もあるので注意しましょう。

(2)シートや天井のシミや黄ばみ

シートや天井に目立つシミがある場合、シミ抜きでは取り切れない場合もありますし、また匂いの原因にもなります。

タバコの匂いが酷いものに関してはシートや天井が黄ばんでいることが多く、これもクリーニングでは厳しい場合があります。

(3)ハンドルのスレ、その他内装のキズ

ハンドルのスレが酷いとかなり気になります。

ハンドルごと新しいものに交換しようとしても、最近はエアバッグやナビ連動スイッチなどが付いているものも多く、交換が面倒だったりコストが高くついたりします。

ハンドルカバーが付いている場合はめくってハンドルの状態を確認した方が良いでしょう。

【ポイント7】電装品で動かせるものはすべて動作確認!

(1)パワーステアリング

ハンドルを動かして異音はないか、急に重たくならないかを確認します。

※パワステは油圧式と電動で動かした時の感覚がもともと異なります。

(2)パワーウインドウ

全ての窓の開閉をして異音がないか、開閉が重くないか、窓が曲がって上下しないかの確認をします。

年式が古いとウインドウモーターやレギュレーターが摩耗している場合も多いので必ず確認しましょう。

(3)エアコン

冷え具合を確認する場合は、ACスイッチをオンにして内気循環に設定します。

エアコンは正しく設定しないと冷えませんので注意しましょう。

冷えが悪ければエアコンガスやコンプレッサーの点検をしてもらいようにしましょう。

(4)カーナビ・TV・バックカメラ

カーナビのタッチパネルがきちんと動作するか、パネル開閉は正常にできるかを確認します。

テレビが付いている場合はちゃんと映るかどうか、ワンセグかフルセグかもチェックしましょう。

バックカメラ付きの場合はギアをバックに入れて映り具合を確認、カメラの位置が悪ければ調整できる場合もあります。

またカーナビに関しては地図データのバージョンも確認し、古いようであれば地図データの更新が可能かどうかも聞いておきましょう。

(5)電動ミラー

ミラーの折りたたみ及びミラー部分の調整が正常にできるか確認します。

電動ミラーを修理する場合、ほとんどが丸ごと(アッセンブリー)交換になるので高くつきます。

納車後に発覚しないようにしっかり確認しましょう。

(6)パワースライドドア

ドアノブ及びリモコン、メーター回りのボタンでパワースライドドアの開閉が正常かの確認をします。

異音があったり動きが重かったり途中で止まってしまう場合はお店の人に確認しましょう。

パワースライドドアの修理は高額になることもあるので注意が必要です。

(7)その他電装品

車種やグレードによって、他にも様々な電装品があります。

動かせるものはできるだけ動作確認することが重要です。

例えばパワーシートやサンルーフ、オープンカーであれば電動ハードトップなども確認した方が良いでしょう。

あくまでも私見ですが、国産車より輸入車の方が電装関係は弱いように思えます。

輸入車を中古で購入する場合は、よりいっそうの注意をした方が良いでしょう。

【ポイント8】アイドリングの状態は大丈夫か?

たいていの展示車はエンジンをかけられると思います。

エンジンをかけたらエンジンの音や振動を確認し、不定期な音や振動がないか、変な音はしていないかをチェックしましょう。

ハイブリット車の場合はEVモードになっていてエンジンが始動していない場合もあるので、その時はギアをパーキングでアクセルを踏むか、メンテナンスモードにすればエンジンがかかります。

メンテナンスモードは特殊な操作が必要なのでお店の人にやってもらいましょう。

【ポイント9】タイヤの状態もしっかりチェック!

中古車ですので、全部の車に新品のタイヤが付いてるわけではありません。

タイヤの溝がなければ雨の日すべって危険です。

タイヤゴムのひび割れが酷いと、走行中にタイヤがバーストするなどのトラブルにもなりかねません。

タイヤは現状での納車なのか、それとも新品に交換してくれるのかをしっかり確認しておきましょう。

タイヤがどのような状態だと危険なのかは、こちらの記事で詳しく解説しています。

【ポイント10】新車時の保証書や整備記録簿はきちんとあるか?

新車時の保証書や整備記録簿の有無は見落としがちですが、非常に重要なポイントです。

しかし紛失等で無い場合もかなりあるので、中古車を購入する際はきちんと確認しておきましょう。

・新車時の保証書

新車には各メーカーごとに保証が付いています。

例えばあるメーカーの保証期間としては、一般保証が3年6万キロのいずれか早い方、特別保証が5年10万キロのいずれか早い方と規定されています。

そして中古車を購入した場合でも、メーカー保証の期間内であれば保証継承をすることができるんです。(保証継承には各ディーラーで法定点検を受ける必要があります)

しかし保証書が無い場合、保証継承は原則できません

保証継承できる年式の中古車を購入する場合は、保証書がないと大きなデメリットとなってしまいますので必ず確認しておきましょう。

またスピートメーターを交換した場合は、保証書に交換した記録を残すのが正式となります。

保証書自体がないとメーターの交換歴有無の信憑性に疑問が残ってしまうので、保証継承対象外だとしてもできる限り保証書が残っているものを選びたいところですね。

・整備記録簿

1年または2年定期点検用整備記録簿(分解整備記録簿)のことで、国から認可された整備工場の認証番号が記載されているものです。

分解整備の詳しい説明はここでは省きますが、簡単にいうとエンジンをおろす作業やブレーキ関連などは分解整備となり国が認可した工場でないと整備できません。

そして例えば自家用車の場合、法定点検は1年ごとでありブレーキまでばらして点検するので分解整備記録簿が発行されます。

つまり分解整備記録簿がちゃんと毎年分残っているのであれば、その中古車はきちんと点検されていた車と判断できます。

さらに点検時の走行距離が記録されていますので、仮に前述の保証書が無い中古車だとしても、分解整備記録簿が毎年分あれば走行距離の増え方からメーター交換の有無を想像することもできます。

まとめ

中古車は新車と違い一物一価であり、全く同じものは存在しません。

そのため車種やグレード、年式や走行距離、装備など検討すべき箇所がたくさんありますよね。

中古車を購入した後でもトラブルなく安心して乗り続けられるよう、中古車選びの参考にしていただければ幸いです。

またこれから中古車を探したいと思っている方は、合わせてこちらの記事も参考にしてください。

 

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