この記事は、以下のような方に有益な情報となっています。
- 車は欲しいが、資金面に不安や課題がある。
- 現金は手元に残しながら、ワングレード上の車に乗りたい。
- 納車後の、維持・管理の仕方がよくわからない。
- カーリースの仕組みがよくわからず、今まで敬遠していた。
- カーリースのメリットとデメリットを詳しく知りたい。
- 自分にとって最適なカーリースを見つけたい。
カーリースや車のサブスクは、近年かなり一般的になってきました。
しかし認知度が高まったとはいえ、いまだに多くの疑問や不明点を抱えている人は少なくないでしょう。
この記事は、そんなカーリースへの不安を解消し、最終的にあなたにとって最適なカーリースが見つかるまでの総合ガイドとなっています。
あなたにとってベストなカーリースを、一緒に探してみませんか?
カーリースアドバイザーのサケノリです。
実際にカーリースの営業マンをしていました。
リアルな経験をもとに、あなたのカーリース探しをお手伝いします。
カーリース初心者の太陽です。
あなたと一緒にカーリースのお勉強をしていきます。
よろしくねー!!
まずは、カーリースとは何か?を知ろう
カーリースって最近はよく聞くけど、ぶっちゃけよくわかんないわ。
リースっていうくらいだから、会社が車を借りるためのものかしら?
そうですね、それは間違いではありません。
しかしながら近年流行しているのは、会社ではなく個人向けのカーリースです。
この記事でも主に、個人向けカーリースについて解説していきます。
カーリースは賃貸契約
カーリースは賃貸契約です。
その特徴は以下の通りです。
- 車の所有権はリース会社にある。あなた(リース契約者)は、その車を借りて使用する。
- あなた(リース契約者)は、毎月一定のリース料をリース会社に支払う。
- 契約には期間が決められており、その期間中は返却せずにいつでも自由に使用できる。
つまりカーリースは車を借りる、言い換えれば車の使用権を得るための契約です。
でも車を借りるといえば、レンタカーやカーシェアを思い浮かべる人が多いかもしれませんね。
しかしながらそれらとは、全く性質が異なります。
どちらかと言えば車の使い方としては、現金一括やオートローンで購入した場合とほとんど変わらないからです。
ということで、まずはその辺りのモヤモヤをスッキリさせるために、カーリースについて少しずつ理解を深めていきましょう。
カーリースは車を借りる契約だけど、レンタカーやカーシェアとは全然違うのね。
現金やローンで買うのに近いらしいけど、それはどーゆーことかしら?
カーリースと現金一括・オートローンの違い
車を手にいれる方法として、①現金一括で購入、②オートローンで購入、③カーリースを利用、の3タイプに分類します。
①〜③のどの方法で車を手に入れたとしても、以下のことは全て共通します。
- 車は好きな車種・グレード・色が選べ、装備オプションも自由に選択できる。
- あなたの車庫で車を保管し、いつでも自由なタイミングで使用できる。
- 「わ」ナンバーではなく一般ナンバーであり、さらに希望ナンバーやご当地ナンバーも取得可能。
- 毎年自動車税を支払い、車検や点検も定期的に受けなければならない。
- 必要に応じて、オイルやタイヤ交換などのメンテナンスが必要。
このように見てみると、カーリースも現金一括やオートローンでの購入も、普段の使用感としては変わりません。
レンタカーやカーシェアのように、既に用意されている車から選ぶわけではなく、ナンバーも自由に選ぶこともできるので、車を購入した場合とほとんど変わりません。
そのためカーリースは、『車の新しい買い方』と表現した方がしっくりくるでしょう。
それでは次に、現金一括やオートローン購入にはない、カーリース独自の特徴を見ていきましょう。
- 自動車税はリース契約に含まれる。
- 車検、メンテナンスなどをリース契約に組み込むことも可能。
- リース契約が終了したら、車はリース会社へ返却する。
- リース会社によっては返却ではなく、再リースや買取、譲渡などが選択できる場合もある。
- 車両代金は全額ではなく、契約年数分のみ支払う。
カーリースの場合、契約期間中の自動車税は毎月のリース料金に組み込まれます。
つまり支払いする手間と払い忘れがなくなります。
またリース会社によっては、車検やオイル交換などのメンテナンスまでリース契約に組み込めます。
そうすることで車検切れやメンテナンス不足による車両トラブルを回避できます。
それらの費用は毎月のリース料に組み込まれるので、急なメンテナンス費用などの突発的な出費も抑えることができます。
以上のことから、カーリースにしかない特徴といえば『便利で安心』ということが挙げられます。
なるほど!!忘れっぽい私には良いわね〜♪
ちなみにカーリースには残価設定というものがあり、リース契約終了時点の残価分を車両本体価格から差し引いて契約します。
つまり分かりやすく言い換えると『車両代金は契約年数分のみ』となります。
なお残価設定については、後述で詳しく解説します。
カーリースとレンタカー・カーシェアの違い
カーリース・レンタカー・カーシェアはいずれも車を借りる契約ですが、厳密には以下のようになります。
- カーリース:賃貸契約(数年間の中・長期契約、契約条項に多くの要素が含まれる)
- レンタカー:貸渡契約(数時間から数日の短期契約、簡素な契約)
- カーシェア:貸渡契約(数分から数時間の短期契約、簡素な契約)
車の使用感については、それぞれ特徴があります。
- リース会社が扱っている車種やグレード、色、装備であれば自由に選んで契約できる。
- 契約期間中は自分の車庫で保管、いつでも自由に使用可能。
- 契約終了時に車をリース会社へ返却する。
- 「わ」ナンバーではなく、希望ナンバーやご当地ナンバーも利用可能。
- あなたが洗車やメンテナンス管理を行う。
- 契約の範囲内で、自分好みに車を飾ることは可能。(但し内容によっては原状回復が必要)
- 車のクラス(軽自動車やワンボックス等)で選ぶことが多く、車種の選択幅は狭い。
- 車を使用する度に店舗へ行き手続きをする。予約が必要な場合も多く、需要期には借りられないこともある。
- 使用後、所定の場所へ車を返却する。
- 「わ」ナンバー。
- メンテナンスや洗車は店舗が行う。
- 借りた状態で返却。
- 車のクラス(軽自動車やワンボックス等)で選ぶことが多く、車種の洗濯幅は狭い。
- 車を使用する度に所定の場所へ行く。アプリで予約や決済をするのが主流、需要期には借りられないこともある。
- 使用後、所定の場所へ車を返却する。
- 「わ」ナンバー。
- メンテナンスや洗車は管理会社が行う。洗車は毎回されているわけではないので、運が悪いと汚れた状態で使用することになる。
- 借りた状態で返却。
同じ車を借りる契約でも、このようにカーリースとレンタカー・カーシェアは全く異なった使用感となります。
カーリースは車の使用権を得る契約ですが、あなたが欲しい車を自由に選び、あなたの車庫で毎日保管し、いつでも好きなタイミングでドライブできる、あなただけの車です。
レンタカーやカーシェアと違い、カーリースは車に愛着が湧きます。
車検証上は所有者はリース会社、使用者が契約者となります。
しかし実際のカーリース利用者の多くは、車の所有感は大いに満足できるものだと感じているようです。
カーリースは『車に愛着が湧く、車の新しい買い方』ともいえるでしょう。
次に、カーリースの仕組みを理解しよう
ここではカーリースの仕組みを解説していきます。
カーリース独自の用語もあり、初めての方には少し難しいかもしれません。
しかしとても重要な部分なので、しっかり理解していきましょう。
わかったわ。
よーしっ、頑張ってお勉強するわよーっ!!
残価とは
まずはリース車両の残価について解説していきます。
残価、つまり残りの価値と書きますが、これはいったい何のことなのでしょうか?
どんなに最新で高級な車を買ったとしても、1年後、3年後、10年後と月日が経過していけば、当然のことながら車の価値は下がっていきます。
また走行距離が伸びたり、傷やへこみが付いたり、汚れたりすればその分やはり価値が下がります。
つまり残価とは、リース契約が満了した時点で残っている車の価値のことを意味します。
そして契約時の残価は、主に以下のようなことが影響してきます。
- 契約年数(車が古くなった分、価値が下がる)
- 走行距離(走行距離が増えた分、価値が下がる)
- 車のグレードや装備(良いグレードや快適な装備があると価値は下がりにくい)
カーリースの多くは、見積もり時にこれらの内容を決めていきます。
これらを変更する度に月々のリース料金が変わりますが、それはシステムの裏で残価が変動しているためです。
この残価は月々のリース料金だけでなく、契約が満了した車両返却時にも影響してきます。
ちなみに残価は、契約満了時の下取り価格としてイメージすると理解しやすいです。
予め下取り価格が差し引かれた状態で毎月のリース料金が算出されるので、車両代金の負担は購入に比べ軽くなるのが一般的です。
リース期間について
リース期間については、リース会社によって選択できる幅が異なってきます。
最短で1年から、長いと10年程度までが一般的でしょうか。
そしてリース期間の選択にあたっては、注意点が2つほどあります。
- 月々のリース料は短期契約なるほど高く、逆に長期契約になれば安くなる。
- 安さだけで契約期間を決めるのは推奨されない。
残価を差し引いた車両価格は、契約月数で分割されます。
つまり分割回数の多くなる長期契約の方が、月々の負担額は軽くなります。
ただし安いからといって、必要以上の長期契約にするのはお勧めできません。
なぜならば、どこのカーリースも中途解約が原則できないからです。
もし将来的に家族構成が変わったり、職場環境が変化した場合でも、引き続き同じ車で問題なければ良いかもしれません。
しかし特に車のサイズ問題で不都合が生じるようであれば、将来性を考慮した契約年数で検討すべきと言えるでしょう。
できれば安くしたいけど、長い契約をすればその分やめたくなった時に困ってしまうわけね。
将来設計をしっかりしておかなくちゃだねっ!
月々のリース料金について
月々のリース料金は、以下のようなイメージで計算されます。
「車両本体価格−残価+契約年数分の自動車税+諸費用(+メンテナンスリース費用)」を契約年数で分割
車両本体価格は車種・グレード・オプション装備等で決まります。
諸費用は登録手続き費用やら何やら、つまりリース会社の利益に該当する部分です。
車検やオイル交換などのメンテナスリースを希望する場合は、それに関する各種税金やメンテナンス費用が加算されます。
また分割した金額にはリース料率(オートローンで言うところの金利)がかかります。
実際に見積もりをしてみると、「思ったより高いな」と感じる場面もあるでしょう。
その場合は、以下のような方法で月額料金を調整することができます。
- 頭金を入れる。
- ボーナス払いを設定する。
- 無理のない範囲で長期契約を検討する。
頭金やボーナス払いは設定できないリース会社もあります。
まず上記を検討し、それでも更に調整したい場合は次のことを検討してみましょう。
- 車のグレードをワンランク下げる。
- 装備や契約のオプションを見直す。
- 車種変更を検討する。
補足ですが、オートローンの月額料金と比較した場合、カーリースの方が高くなることもあります。
残価が差し引かれているのに何故?と思われがちですが、カーリースには契約年数分の自動車税や車検費用(重量税や自賠責保険、車検手数料等)、オイル交換などのメンテナンス費用や任意保険まで含まれていることもあります。
そのため単純に月額料金だけで良さを比較することはできません。
リース契約満了時の選択
カーリースは賃貸契約です。
つまりリース契約が満期を迎えたら、車はリース会社へ返却するのが基本です。
また返却時に、新たな車で新しくカーリースの契約をすることもでき、これを乗換といいます。
リース期間はリース会社によってある程度選べるので、うまく契約を組む事で家族構成やライフスタイルの変化に応じて新しい車に乗り換えていくことも可能です。
また多くのリース会社では、返却や乗換以外にも以下のような選択が用意されています。
- 再リース
- 買取
- 譲渡
再リースは、満期を迎えた既存契約を延長したい場合に選択します。
ただし単純に契約期間を延長するのではなく、車両本体価格(残価)が新たに組み直されるので、リース料金も変更されます。
買取は返却する車を、あなたが買取します。
買取した場合はリース契約ではなくなるので、以後は自動車税の支払いや車検・メンテナンス等は全てあなたが管理することになります。
つまり現金一括やオートローンで購入したのと同じ乗り方に変更となります。
買取で支払う金額は、残価をもとに事務手数料等を加えて算出されます。
譲渡はその名の通り、契約中に使用していた車がそのままもらえます。
名義変更等の事務手数料は発生しますが、買取と違いほぼ出費なしで自分の車として乗り続けられるので人気の選択肢となっています。
なお譲渡も買取と同様、自動車税や車検・メンテナンスは自分で管理することとなります。
要は返却して終わりにするか、新しい車に乗り換えるか、契約していた車に引き続き乗り続けるか、の選択をするわけね。
カーリースはメンテナンスセットで安心・便利
レンタカーやカーシェアと異なり、カーリースは車のメンテナンスについても考える必要があります。
現金やローンで車を購入したのと同様に、車のメンテナンスはあなたの役目です。
けれど車には詳しくないし、メンテナンスなんて面倒。
そんあ面倒くさがりなあなたには、カーリースが最適かもしれません。
なぜならば最近のカーリースは、車検やメンテナンスがセットにできるものが多いからです。
まず以下の表をご覧ください。
項目 | カーリース | 現金・ローン |
---|---|---|
自動車税 | リース契約に組込み | 自己管理 |
車検 | リース契約に組込み可能 | 自己管理 |
法定点検 | リース契約に組込み可能 | 自己管理 |
整備 | リース契約に組込み可能 | 自己管理 |
カーリース契約に組込むと、どんな良いことがあるのかしら?
まず自動車税はカーリースの契約に必ず含まれます。
なぜなら自動車税は、車の所有者であるリース会社に課税されるからです。
それ以外に車を維持していくにあたって必要なことは、車検・法定点検・オイルやタイヤ交換などの整備の3つです。
車検は決められた期限までに受けないと公道が走れなくなります。
法定点検も定期的に受けることが義務付けられています。
オイルやタイヤ、バッテリー、ベルト、ブレーキパッドなどの定期交換部品も、車には数多く使われています。
当然ですが、これらをしっかり整備しておかないと車は故障してしまいます。
さてここで質問ですが、あなたはこれらの点検時期や部品交換のタイミングを全て把握し、時期が来たらきちんと整備工場へ行って依頼できますでしょうか?
私は整備士資格を持っていますので問題ありませんが、そうではない人にとっては難易度が高いと思います。
もし車に詳しい人であったとしても、日々の仕事の忙しさや面倒で先送りにしてしまったり等で、結果的に忘れてしまっていたなんてこともよくある話です。
しかし現金やローンで車を購入した場合は、基本的にこれらは自己管理しなければなりません。
購入先のディーラーから、セールスの意味で車検やメンテナンスのお知らせは来るかもしれません。
それでも突然の出費で苦労した経験がある人も少なくないかもしれません。
カーリースはこれら全てをリース契約に組込むことができます。
毎月のリース料で費用は支払っていますので、突然の出費に身構えることはありません。
また車はリース会社の所有物なので、きちんと車検や点検整備を受けてもらわないと困ります。
なので時期が来れば、リース会社がきちんとお知らせをしてくれます。
メンテナンスを組込んだカーリースの良いところは、車検や点検整備・税金の払い忘れがなくなり、突発的な出費も少なくできるという安心・便利さだと言えます。
リース会社によっては、契約に組込みできないものもあります。
またメンテナンスプランの内容によって整備項目も変わってきます。
詳しくは各リース会社ごとに確認が必要です。
カーリースと任意保険
カーリースを利用する場合、一緒に任意保険の加入または見直しをお勧めします。
車の保険は2種類あります。
- 自賠責保険
- 任意保険
自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)は、自動車を所有・運転する際に法律で義務付けられている強制保険です。
この保険は交通事故の被害者救済を目的としており、人身事故に対する最低限の補償を提供しています。
ただし実際の賠償となれば、自賠責保険では不十分です。
人身賠償となると億を超えるケースもあり、また車両や物損への補償はありません。
そのため車に乗る全ての人へ(カーリースとか現金一括、ローンとか関係なく)、任意保険の加入を強くお勧めします。
既に別の車で任意保険に加入されている場合は、カーリース(一部を除く)でも継続して利用できます。
ただし保険内容を全く見直しされていない場合は、良い機会なので保証範囲や補償額、その他特約などを再考してみるのが良いでしょう。
任意保険の全国的な加入率は約85%と言われています。
加入していない約15%の車両は、事故が発生した際に高額な賠償を自己負担するリスクがあります。
そのため任意保険加入の重要性を、当ブログでも強調します。
カーリースでは車両保険を付けた方が良いか?
カーリースで車に乗る場合、車両保険の付帯を推奨します。
車両保険とは、あなたが乗る車に対する補償です。
カーリースは、契約満了時に車両を返却することが前提となっています。
そして返却時に大きな傷やへこみがあると、原状回復(修理)しなければならないことがあります。
このような場合に、車の修理で使われるのが車両保険です。
もちろん「実費で修理するから車両保険は不要」という考え方もあります。
自動車の保険は、使わなければ掛け捨てなのが一般的です。
ただし車両保険を付帯しない場合、注意しておくべきことがあります。
それは全損レベルの事故。
車が全損になってしまうと、購入手段よってそれぞれ以下のような事態が発生します。
- 現金一括で購入していた場合:車がなくなる。
- オートローンで購入していた場合:車がなくなり、ローンが残る。
- カーリースを利用していた場合:リースは解約となり、残りの車両代金を支払う。
このケースに備えるための手段が、車両保険(リース特約)です。
車の運転に自信のある人でも、もらい事故は誰にでも可能性があります。
そのため万一の時の安心として、車両保険の付帯は前向きに検討すべきでしょう。
任意保険は自賠責保険でカバーできない相手への保険、
車両保険は自分の車への保険ということね。
また任意保険は内容の見直しも大切です。
対人・対物賠償は無制限でかけている人が多いですが、
あなた自身や同乗者への補償である人身障害や搭乗者障害は、
見直ししていないと不十分なケースもあります。
時代の流れとともに高度医療の発達で、医療費も一昔前と比較すると高額になっているためです。
任意保険もリース契約に組込める?
任意保険もリース契約に組込みできるリース会社は多いです。
組込みできないリース会社もありますが、その場合は別途ご自身で任意保険に加入する手続きが必要です。
リース契約に組み込めば毎月の保険料の支払い漏れがなくなり、また更新時の手続き忘れもなくなります。
なにより車にかかる毎月の経費を一元化できるので、明快で管理しやすくなります。
そのためリース契約に組込みできるのであれば、まとめてしまった方が良いでしょう。
車ってかかる費用がいろいろあるから、
まとまっていると便利で安心ね!
カーリースの審査について
カーリースの審査は、リース会社があなた(契約者)の信用力と支払い能力を評価するプロセスです。
この審査はリース契約を締結する前に行われ、リース期間中に安定した支払いが可能かどうかを確認するための重要なステップとなります。
オートローンと同様に、カーリースでも審査は必ず行われます。
審査の目的
審査の主な目的は、信販会社があなたの信用リスクを評価し、支払いの遅延や未払いのリスクを最小限に抑えることです。
カーリースは長期間の契約であり、多くの場合高額な車両を扱います。
そのため信販会社は確実な支払いを受けるために、あなたの信用情報を慎重に確認します。
リース会社と信販会社は異なる場合がほとんどです。
また複数の信販会社と提携しているリース会社が多いです。
審査の基本プロセス
Webまたは書面にて、審査を申し込み。
あなたはリースを希望する車両や契約条件を、Web入力または書面記載にてリース会社へ提出します。
この審査申込には、個人情報や収入情報、雇用情報などが含まれます。
信販会社は信用情報機関を通じて、利用者のクレジットスコアを確認します。
クレジットスコアは、過去のクレジットカード利用やローンの返済履歴に基づいて算出されます。
高いクレジットスコアは信用力が高いことを示し、審査に通りやすくなります。
クレジットチェックの結果や申込内容の情報を基に、信販会社は審査結果を決定します。
審査に通過した場合、具体的なリース契約条件が提示されます。
審査に通らなかった場合はその旨が通知され、場合によっては改善策を提案されることもあります。
信販会社により審査基準が異なります。
また、ひとつのリース会社で複数の信販会社と審査ができます。
審査に影響を与える要因
信用審査には、さまざまな要因が影響します。
下記は、一般的な審査項目です。
- 年収:安定した収入があることが重要。
- 勤続年数:同じ職場で長期間働いていることは、収入の安定性を示す。
- クレジットスコア:過去のクレジット利用履歴が良好だと審査に有利。
- 現在の借入状況:多額の借入がある場合、リース契約締結のリスクが高くなる。
- 負債比率:収入に対する借入金額の割合も重要。高い負債比率は審査に不利。
- 資産状況:所有する不動産や金融資産も評価される場合あり。
- 保証人の有無:必要に応じて保証人を立てることで審査に有利に働く。
カーリースの審査は、あなたの経済的な健全性を評価する重要なプロセスです。
審査に通過するためには、クレジットスコアの向上や適切な申請タイミングなどが考えられます。
また審査に必要な情報を正確に準備し、審判会社の要件に従って(例えば保証人が必要など)申請を行うことも重要です。
なんか審査って、いろいろとフクザツね!
審査に必要な事項を、正確に申告すれば大丈夫です。
また申請欄に『その他記入項目』がある場合、あなたの所有する資産(土地や建物、株など)を記入しておくと有利に働く場合もあります。
信販会社はどこを重視するかわからないので、少しでも審査通過の可能性を上げるためにも、その他欄は有効に活用しましょう。
カーリースのメリット10選
ここではカーリースを利用することで得られる10個のメリットを紹介します。
どんなイイコトがあるのかしら?
楽しみだわ〜。
1.初期費用をグッと抑えられる
カーリースは月々均等払いのサービスです。
頭金不要で利用が可能なため、預貯金を崩すことなく初期投資ゼロで始められます。
車は家計的に大きな買い物ですが、現金を手元に残しておけるメリットは大きいです。
5年後、10年後の予測不可能な事態に備える意味においては、家計の安定と安心感が得られます。
車は『足』であると同時に『楽しむ』ものでもあります。
家計に余裕が生まれれば、週末のドライブで気分転換、レストランで食事し奥様の休息、買い物に送り迎えに大活躍、そんな日常がすぐに手に入るでしょう。
現金が一切不要だから、誰でも始められるのは嬉しいわね!!
2.月々定額料金だから安心
カーリースでは、車にかかる費用が月々定額払いとなります。
車に対する予算管理が明確になるので、家計でのやりくりが容易になります。
車に関するコストって、特に女性にはわかりにくいかもしれませんね。
でもそのコストが定額で一定になったら、きっと奥様の家計管理も楽になるでしょう。
ただし以下のものは月々のリース料金に含まれません。
- 燃料代
- 洗車代
- リース契約に含まれていないメンテナンス
- リース契約に含まれていない保険
- その他個人的な装飾品等
コストの定額管理は、カーリースにしかない大きな特徴です。
家計での収支が明確になり、将来的な予測もしやすくなるでしょう。
3.いろいろなメーカーの車を一度に比較検討できる
リース会社では、国産全メーカー・全車種を取り扱っているところも多いです。
また輸入車も扱っているところがあり、車の選択幅はかなり広いと言えるでしょう。
メーカーの違う車を比較・検討したい場合、複数のディーラーへ行って見積もりから商談までしなければなりません。
しかしカーリースであれば、一度に複数メーカーの見積もりを比較・検討することが可能です。
またネット見積もりできるところが殆どなので、休日の貴重な時間を無駄にすることなく車探しができるでしょう。
トヨタに行って、ホンダに行ってそれぞれ見積もりすれば、両方の営業マンと商談になる。
でも最終的にはどちらかにゴメンナサイしなければだし・・・。
そーゆーのが苦手な人には嬉しいかも。
4.車検やメンテナンス費用をコミコミにできる
車屋さんで点検を受けた時、こんな経験ありませんか?
- 来月車検が来ます。法定費用と基本料金等で10万円ほどかかります。
- バッテリーがもうダメなので、交換に3万円必要です。
- タイヤがツルツルで危険です。お見積もりは15万円です。
長年車に乗っているベテランドライバーでも、このようなことは意外と忘れがちなようです。
でも数万単位を急に言われてもね・・・。
でももしこれらが月々のリース料金に含まれていたらどうですか?
急な出費がなくなり、安心して点検に出すことができます。
車検やメンテナンスをコミコミにできるのはカーリースの大きな強みです。
慌てず安全な車に乗り続けられるので、いつでも安心してカーライフを楽しめますね。
整備費用も含めたメンテナンスリースにしておけば、定額性はより一層高まります。
車に関する急な出費を減らすことで、生活に安心感が生まれます。
5.税金や保険料がコミコミにできる
カーリースでは、自動車税が必ずリース料に含まれます。
また車検法定費用や任意保険料などもコミコミにできるリース会社も多いです。
車に必ず必要な諸経費をコミコミにすることで、支払い忘れや手間を省くことが可能になります。
また支払いの時期に向けてお金を貯めておく必要もなくなるでしょう。
カーリースは車に詳しくない人や忘れがちな人にとっては、とっても便利なサービスであると思います。
これもコミコミにしちゃえば、『定額性』は更にパワーアップできるわね!
支払いや契約更新のうっかり忘れも防止できるから、アタシにとっては便利だわ〜。
6.車の売却や処分は不要
カーリースは契約満期を迎えると、リース会社へ車を返却して終了します。
現金やローンで車を買っている場合、不要になったら売るか処分しなければなりません。
- 車買取店で査定→金額商談を何店舗も繰り返すのは体力的にも辛い。
- 買取店で値段が付かなければ有料で処分してもらわなければならない。
これって結構面倒だったりします。
買取店めぐりは、貴重な休日を何日も消費します。
ついつい先延ばしにしがちで車検が切れてしまう。
そのまま車が放置状態になり、車の劣化とともに無駄な税金を払い続けることに・・・。
こんな人を何人もみてきました。
でもカーリースなら、契約が終われば車を返して終わり。
車両代も契約期間中のみの支払いなので、買取金額に悩まされることもありません。
使わなくなった車をどうしたら良いかわからない人は、実はけっこう多いようです。
また売却時の査定や商談に抵抗がある人もいるでしょう。
カーリースであれば、その辺りの不安もなくなるでしょう。
7.家族構成やライフスタイルの変化に合わせた利用ができる:
例えば『今は通勤メインの軽自動車が欲しいが、数年後には家族が増えるのでミニバンに乗り換えたい』。
こんな要望に、気軽に応えられるのがカーリースです。
現金やローンで購入だと、生活スタイルに合わせて車を乗り換えていく、なんてなかなか・・・ね。
でもカーリースであれば、将来のライフスタイルの変化を見越して、いま必要な車を必要な期間だけ利用する、というスタイルが実現できます。
いつでも今の環境にベストマッチした、最新の車に乗れるのがカーリースです。
家族構成や生活スタイルに合わせた乗り換えができるのねっ!!
8.クレジットスコアへの影響がオートローンより少ない
カーリースとオートローンはどちらも車を手にいれる方法ですが、クレジットスコアへの影響に関しては違いがあります。
カーリースは一般的に、オートローンに比べクレジットスコアへの影響が少ないとされています。
カーリースは車を購入するのではなく、ある一定期間借りる契約です。
そのためリース期間中に支払い遅延がなければ、クレジットスコアには良い影響を与えます。
カーリースは定期的な支払い契約のため、これを滞りなく行うことで信用情報が向上します。
またリース契約満了後に車を返却する場合、クレジット報告書にはオートローン完済のような影響が見られないと言われています。
一方でオートローンは車を購入するための借り入れとなります。
オートローンでは返済が完了するまでの間、借金がクレジット報告書に記載されます。
さらにオートローンは多くの場合で、長期間にわたる大きな負債とみなされるため、クレジットスコアへの影響が大きくなります。
さらに返済が遅れてしまうと、クレジットスコアに悪影響を及ぼします。
以上のように、カーリースはオートローンに比べてクレジットスコアへの影響が少ないです。
そのためクレジットスコアを気にする人には、カーリースは有利な選択肢といえるでしょう。
カーリースにも信用審査があるので、オートローンと同じく借金をするイメージが強いようです。
しかしながらカーリースは賃貸契約です。
家やアパートなどを借りる時の家賃、と考えればわかりやすいでしょう。
家賃は借金ではありませんよね。
9.法人の場合、リース料を経費計上できるので楽
カーリースは法人にとって非常に便利な車の利用方法です。
リース料として経費処理ができるため、節税効果も期待できます。
車を購入した場合は減価償却費として数年にわたって経費計上する必要がありますが、カーリースでは月々のリース料がそのまま経費として計上できるため、経費処理がシンプルになります。
またリース契約には保険料や整備費用も含まれている場合が多く、これらのコストも一括してリース料として処理できるため、管理が非常に容易です。
さらに車の購入資金を調達するための借り入れや金利の心配がなく、キャッシュフローの管理も簡単です。
特に短期的に車を使用したい場合や、車の管理に手間をかけたくない法人にとって、カーリースは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
リース終了後は車の処分も不要なため、新しい車に簡単に乗り換えが可能な点も大きなメリットです。
カーリースを利用することで法人の経費処理を楽にし、ビジネスに専念できる環境を整えられるでしょう。
処理がシンプルなほど、台数が多くなっても管理が楽になります。
節税効果があり手間も省けるのであれば、法人にとってカーリースは最も有効的な手段といえるでしょう。
10.来店不要、インターネットで手続き完了
車を買うとなると、まずカーディーラーへ行って見積もりしてもらうのが一般的でしょう。
当然ではありますが、その際は営業マンとの商談があり時間を多く取られます。
その場で即決するケースは少ないでしょうから、家に持ち帰って検討。
数日後には営業マンからお伺いの電話も来て・・・。
車を買うのって、かなりの時間と労力が必要となります。
家族や自分の時間も犠牲になり、それが嫌でカーディーラーへ行きずらいと感じている人も多いかもしれません。
しかしカーリースならば、インターネットでセルフ見積もり、審査、申し込みまで可能です。
自分のペースで、営業マンに催促されることもなくじっくり検討できます。
カーリースによっては、そのまま自宅へ納車までしてくれるところもあります。
休みの日に自宅のパソコンでじっくり見積もりし検討、翌日の昼休みにスマホで申し込みなんてことも可能です。
何となく営業マンとの商談やカーディーラーの雰囲気が苦手な人でも、カーリースならばじっくりマイペースで車探しができますね。
ネットで申し込みから納車までできちゃったら、とーっても便利ね!!
カーリースのデメリット10選
カーリースは、人によってはデメリットとなるものもあります。
契約する前に、しっかりと理解しておくとこが重要です。
1.走行距離に制限がある
カーリースは契約時に、年間や月間の走行距離を設定します。
なぜかというと、返却時の残価に影響してくるからです。
同じ年数の契約でも、距離をたくさん走った車の方が価値が下がる、つまり残価が低くなるためです。
カーリースは残価を差し引いた分で分割しますので、走行距離を多く設定すれば、その分リース料は高くなります。
注意すべきなのは、毎月のリース料を下げるために、走行距離を少なく設定してしまうこと。
結果的に契約満了時に走行距離が超過してしまえば、その分の追加料金を支払わなければならなくなります。
そのため走行距離については、ご自身にとって現実的に必要な距離を設定すべきでしょう。
安さだけで内容を決めてはイケナイのねー。
2.カスタマイズの制約
車のパーツを交換する、取り外す、色を変える、加工するなどは原則できません。
もしカスタマイズしてしまった場合は、返却時の現状回復しなければならないのが基本です。
マンションやアパートの賃貸物件は勝手にリフォームできないのと同じですね。
ただしどこまでがカスタマイズなのか?についてはリース会社により異なります。
カーナビを取り付ける、ホイールを交換するなど比較的ライトなものはOKな場合もあります。
そのため契約後に車に変更を加えたくなった場合は、事前にリース会社に相談するのが良いでしょう。
レースで使用したり、ボディを加工、塗装や装飾などの大幅なカスタマイズを楽しみたい場合は、カーリースは不向きとなるでしょう。
3.車の所有権がない
カーリースは賃貸契約のため、車の所有者はリース会社、使用者があなたとなります。
車検証の所有者欄にもリース会社名が記載されますので、気にする人にとっては所有感に欠けるかもしれません。
先にも述べた通り、車のカスタマイズも自由にできないので、そういった意味においても「借りている車」感が全面に出てしまう人もいるでしょう。
ただしこれもマンションやアパートと同じで、借りているからといって他人の家に住んでいると思っている人はあまりいないでしょう。
よく考えてみればカーリースも同様です。
なるほど、確かにそう考えるとレンタカーのような感じにはならないわね。
4.返却時の原状回復に注意
カーリースは最終的にリース会社へ返却します。
その際に大きな傷やへこみ等があると、その修理費用として追加費用が発生する場合があります。
もちろん傷やへこみにも大小はあるので、全ての損傷が対象となるわけではありません。
小傷やエクボのようなものであれば、大抵は考慮されるでしょう。
しかし大きな損傷であれば、車の価値がその分低下するので、修理費用が発生することもあります。
そしてこの辺りはネガティブに捉えてしまう人も多いです。
しかし賃貸マンションやアパートも、退去時に原状回復として費用請求される場合はあります。
また仮に購入した自分の車であっても、ぶつければその分の買取査定が低下するので、結局は同じことになります。
逆にこの辺りを気にしすぎてしまう人にとっては、カーリースは不向きかもしれません。
返却時にトラブルにならないよう、車の原状回復についてはしっかりとリース会社に確認しておきましょう。
5.リース期間の固定:途中で契約期間の変更や解約ができない
6.車種やオプションの制約:リース会社より選択できるものが異なる
7.契約内容が複雑:カーリース初心者には契約内容が理解しにくい。
8.年齢制限:リース契約可能な年齢制限がリース会社ごとに設定されている
9.使用用途の制約:ペット同乗、レース使用など
10.リース契約の条件変更:税金や保険料などの変更でリース料金が変わる場合がある
リース契約の手続(流れ・手順)
カーリースを検討するのであれば、まずは見積もりを取得しましょう。
- リース会社のWebサイトへアクセスし、見積もりを作成する。
- リース取扱い店舗へ行き、見積もりを依頼する。
パソコンやスマホさえあればいつでも見積もりが入手できるネット見積もりが人気です。
近くにリース取扱い店舗があれば立ち寄って依頼するのも良いでしょう。
作成した見積もりの内容で、カーリースの利用が可能かどうかの確認をする段階です。
ちなみにこの段階では、まだ契約にはなりません。
審査(与信)を重く受け止め、契約の意思を固めてから審査される方が多いです。
しかしながらカーリースは審査を通過しないと利用できません。
そのためある程度早い段階で審査を済ませてから、改めてカーリースの契約に関し検討していく方がスムーズです。
リース会社によって若干異なりますが、審査結果の有効期限はある程度長く設定されています。
長い期間悩んで最後に審査でガックリよりは、早めにカーリースの扉を開いておいてから、実際に先へ進むかどうかを検討する方がお勧めです。
リース契約の意思が決まったら、いよいよ契約となります。
カーリースは賃貸契約ですので、必ず契約書を交わします。
サインをする際に、必ず全ての契約条項に目を通しましょう。
またこの段階で必要な書類も案内されます。
印鑑証明書ゃ車庫証明書などの、使用期限が決められている書類もあります。
どのタイミングで何の書類が必要なのか、しっかりと確認しておきましょう。
いよいよ待ちに待った納車です。
この瞬間から契約満了まで、あなたのパートナーとなる愛車です。
ネットで見積もりから契約申込まで済ませた方でも、ここでは担当者と対面します。
この場面で、以下のような事を今一度しっかり確認しておきましょう。
- 車の使い方。(特に最新の車は、見慣れないボタンやスイッチ類が多いです。)
- メンテナンスの持ち込み先や手続きの流れ。
- どの程度の装飾やカスタムなら行っても良いか。
- 事故やトラブル発生時の連絡先。
- その他あなたの疑問や不安点。
カーリースは車が納車されて終わりではありません。
契約満了まで、リース会社とのお付き合いが続きます。
- 点検や車検
- オイル交換などのメンテナンス
- 故障時
- 事故やトラブル時
点検や車検以外でも、メンテナスは時期が決められている場合が多いです。
リース会社から連絡があったら、遅延なく車を入庫させる日程などを打ち合わせしましょう。
契約満期が近づくと、リース会社より連絡が入ります。
ここでリース契約が終わった後、車をどうするか決めることになります。
- 返却
- 乗換
- 再リース
- 買取
- 譲渡
契約時に想定していたことと、あなたの状況が変わっているかもしれません。
ここで今一度どうするのか、しっかり検討しましょう。
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