こんにちは、サケノリです。
今回のテーマは、『コーティングした車は水洗い』についてです。
世の中には数多くのコーティングがあります。
そしてコーティングをした人であれば、一度は耳にしたことがあると思います。
でもあれって何故なんですかね?
よくありそうなのが、『コーティングが落ちる』という意見。
コーティングのお値段はピンキリだと思いますが、安くても1万円くらい?から、高いのだと10万、20万するのもありますよね。
でもカーシャンプーで落ちちゃうコーティングって一体・・・。
今回は、コーティングした車の洗車について深掘りしていきたいと思います。
コーティングした車を水洗い
結論:不正解ではないが、あまりオススメしない。
コーティングした車は、汚れが付きにくくなっており、また汚れが落としやすくもなっています。
高圧洗浄機だけでも、かなりの汚れが落ちるでしょう。
そしてさらに、やわらかいスポンジで優しく洗ってあげれば、ピカピカになるでしょう。
それなのになぜ推奨しないのか。
- シャンプーがないと、汚れを浮かせないから。
- シャンプーを使わないと、コーティングの上に撥水阻害被膜が残りやすいから。
カーシャンプーは洗浄以外にも、汚れを浮かす効果があります。
よってボディに薄キズが付きにくくなります。
撥水阻害被膜とは、排気ガスや花粉・黄砂などが原因で被膜をつくってしまうことで、撥水効果が極端に落ちます。
3年耐久のコーティングをしても、3年間同じ撥水効果は持続しません。
これはコーティングが落ちているのではなく、コーティングの上に撥水阻害被膜ができることで水がはじかなくなるからです。
シャンプー洗車をしても撥水阻害被膜はついてしまいますが、水洗い洗車よりは付きにくいです。
また洗車の回数が少ない場合ほど、撥水阻害被膜は形成されやすくなります。
コーティングした車をシャンプー洗車
結論:サケノリ的には推奨するが、シャンプーの種類には注意が必要。
先に述べた通り、シャンプーは汚れを浮かしてくれるので、安心して洗車ができます。
また小まめにシャンプー洗車することで、撥水阻害被膜も予防できます。
ただしシャンプーは何でも良いわけではありません。
- 研磨剤やコンパウンドを含むシャンプーは避ける
- アルカリ性ではなく中性のシャンプーを使う
研磨剤やコンパウンド入りだと、コーティングへのダメージが大きい場合があります。
アルカリ性は油成分などの洗浄効果が高いですが、反面コーティングへのダメージが強いです。
これらの成分には注意して洗車することをオススメします。
また鳥の糞や樹液などが付着していた場合は、放置せずすぐに洗車しましょう。
最悪の場合、コーティングだけでなく、クリア層や塗装まで痛めてしまうこともあります。
鳥の糞や樹液は、シャンプーで素早く落としましょう。
コーティングした車を洗車機に入れる
結論:洗わないよりはマシだが、古そうな洗車機は避けるべし。
手洗い洗車は、時間がかかるのと、予約が必要だったりして、手間がかかるのがデメリットです。
しかし時間がないからといって、汚れを放置してしまうと、コーティングにもボディにも良いわけがありません。
洗わないくらいなら、洗車機に入れるのもアリだとは思います。
ただし古そうな洗車機は避けた方が良いかもしれません。
理由は、洗車機のブラシはノーメンテだからです。
ブラシは洗ったりしません。
ブラシの状態が悪くなったら交換します。
しかし交換には高額な費用がかかるので、基本ノーメンテと思っておくべきです。
洗車機は、いろいろな車が入ります。
油汚れが酷い車、タイヤワックスが付いた車、ワックスが残っている車・・・などなど。
洗車機を利用する場合は、リスクも覚えておきましょう。
番外編:洗車した後に拭かないのはOK?
結論:水シミの原因なので必ず拭き取りしましょう。
ときどき見かけるのですが、洗車したあとに拭き上げしない人って、けっこういます。
- 洗車機に入れて、そのまま自然乾燥。
- 自宅で洗車道具がないので、とりあえず水だけかけた。
拭き上げしない車は、水シミができています。
ボディ色によっては、かなり目立つでしょう。
これはなかなか落とせません。
ボディを研磨しても厳しい場合が多いです。
水シミの原因は、水道水に含まれるミネラルです。
だから洗車をした後は、拭き上げをしないといけません。
雨と水道水は別物ですよ。
今回のまとめ
今回は『コーティングした車は水洗い』についてお話してきました。
水洗いする場合は、汚れが浮かないので、高圧洗浄機などで念入りに汚れを落としましょう。
また撥水阻害被膜が形成されやすいので注意が必要です。
シャンプー洗車は、汚れを浮かしてくれるので、安心して洗車ができます。
ただし研磨剤やコンパウンドを含まない、中性のシャンプーを使うのをオススメします。
コーティングの状態を維持する上で、一番大切なのは洗車の頻度です。
小まめな洗車を心がけ、場合によっては洗車機でも仕方ないでしょう。
最後に、洗車後は必ず拭き上げしましょう。
ちょっとでもサボると、すぐに水シミになってしまいます。