こんにちは、サケノリです。
今回のテーマは、『エアコンの効き』です。
もうすぐ梅雨が明けると、本格的な夏がやってきます。
あなたは、カーエアコンの効き具合を確認していますか?
普段あまりエアコンを使わないようにしている方は、効き具合を確認しておくと良いでしょう。
いつの間にか効きが悪くなってることは、けっこうよくあります。
特にオートエアコンではなく、ダイヤル式のマニュアルエアコンの場合は、注意が必要です。
この記事を読んでわかることは下記の通りです。
- 初心者にもできるチェック項目2選
- 中級者向けチェック項目3選
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最初に少しだけ自己紹介しておきます。
サケノリと申しまして、当ブログの管理者をやってます。
本業は自動車関係の営業マン。
保有資格は、自動車整備士・自動車査定士・保険募集人です。
今後とも車のプロとして、みなさまにお役立ち情報を発信していきますので、どうぞよろしくお願い致します。
初心者にもできる:ACボタンがオンになっているか?
まず基本から確認していきましょう。
写真赤丸のACボタン、オンになってますか?
もしACボタンのライトが光っていなければ、オフになっています。
オフの状態だと、エアコンのコンプレッサーが動きませんので、送風しか出てきません。
季節の変わり目でよくアルアルです。
いますぐオンにして、冷たい風を確認しましょう。
初心者にもできる:空調が車内循環になっているか?
基本2つ目の確認事項です。
写真赤丸のように、空調が車内循環になっていますか?
もう一方の外気取り込みだと、常に暑い外気を取り込んでいるので、エアコンがオンでも車内は一向に冷えません。
逆になってた人は、いますぐ車内循環に切り替えましょう。
中級者向け:エアコンフィルターにゴミがつまってないか?
ほとんどの車には、エアコンのフィルターが付いています。(付いてない車もあります)
エアコンフィルターは外気を取り込む際のフィルターなので、ホコリやゴミ、枯れ葉などがよくつまっています。
例えホコリでも、積もれば通気が悪くなります。
家のエアコンと同じですね。
家のエアコンは掃除機などでメンテナンスしますが、車のフィルターって、存在すら知らない人も多いのではないでしょうか。
だいたいはグローブボックスを取り外すと出てきます。
(もちろん車種によって位置は異なるので、詳しくは取扱説明書を参照すると良いです。)
このエアコンフィルター、本当は1年に1回くらいは交換すべき消耗品なんです。
このフィルターには花粉や黄砂、湿気やカビ、そしてホコリなどたくさんの外敵がつまっています。
エアコンの風量にも影響しますし、何より不衛生なので、定期的に交換するのをオススメします。
中級者向け:エアコンガスは入っているか?
エアコンが付いている車は全て、配管内をエアコンガスやコンプレッサーオイルが循環しています。
エアコンのガスやコンプレッサーオイルが少なくなると、エアコンの効きが悪くなります。
また少ない状態で使用を続けてしまうと、コンプレッサーにも負担がかかり、最悪の場合はエアコントラブルにつながってしまいます。
そして知っておかなければならないのが、ガスやオイルは自然に抜けるということ。
車は走行中に、たくさんの振動を受けています。
その振動が原因で、配管の隙間からガスが抜けたります。
最近の車は昔ほど抜けませんが、抜けないわけではありません。
もしエアコンの効きが悪くなっている場合、エアコンのガス抜けの可能性もあります。
抜けたら補充しなければいけませんね。
エアコンガスの量は、エンジンルームで確認できる車もあります。
写真のような丸い点検窓が付いている場合は、エアコンガスの量をチェックできます。
ガスが多く抜けて空気の量が多くなると、点検窓の中で空気の気泡がジョワジョワ確認できます。
この場合はエアコンガスが少ないので、車屋さんで補充してもらいましょう。
最近の車には、この点検窓が付いていない場合が多いです。
その場合は、やはり車屋さんで点検してもらいましょう。
中級者向け:コンプレッサーが動作しているか?
エアコンのACボタンをオンにすると、カチッという音がなりコンプレッサーが動き出します。
この動作音がしないと、コンプレッサーが動いていないので、当然エアコンは効きません。
コンプレッサーが動かない場合、トラブルをかかえている場合が多いので、車屋さんで点検してもらうようにしましょう。
コンプレッサーの動作音は、知らないとわからないと思います。
なので初心者の方には判断が難しいかと思います。
今回のまとめ
今回は『エアコンの効き』に関してまとめてみました。
エアコンの効きが悪いな、と感じたらまず点検をしてみましょう。
ACボタンと車内循環については、知っていれば誰でもチェックできます。
熟練ドライバーでも見落としやすいポイントなので、覚えておくと良いでしょう。
中級者向けとしては、エアコンフィルターの点検、エアコンガスの量をチェック、そしてコンプレッサーの動作音の確認です。
できる範囲でチェックしてみるのが良いですが、どちらにしてもメンテナンスは必要な場合が多いので、最初から車屋さんに見てもらってしまうのもアリだと思います。