こんにちは、サケノリです。
今回のテーマは、『バッテリー上がりの対処方法』です。
本格的な夏がやってくると、最も増えるトラブルがバッテリー。
夏はエアコンを多用しますので、バッテリーには厳しいシーズンとなります。
車で出かけようとしたら、バッテリー上がりでエンジンがかからない。
そんな時、あなたならどのように対処しますか?
この記事では、突然やってくるバッテリー上がりの対処方法をお話していきます。
この記事を読むことで解決できる疑問点。
- バッテリー上がりで困っているので、対処方法を知りたい。
- バッテリー上がり復旧後に確認すべき事項。
- 今後のバッテリー上がり防止策。
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バッテリー上がり対処方法 3選
ここのパートで、バッテリーが上がった場合の対処方法を知ることができます。
本題に入る前に、少しだけ話を逸らします。
エンジンがかからなくなる前に、こんな症状はありませんでしたか?
- エンジンのかかりが悪かった。
- ヘッドライトが暗く感じた。
- バッテリー端子周辺に白い粉が付着している。
もし一つでも心当たりがある場合、エンジンがかからないのは、バッテリー上がりが原因である可能性が大です。
ただしエンジンがかからないのは、バッテリー以外にも様々な要因が考えられます。
しかし他の原因まで考慮すると膨大な情報量になってしまうので、この記事ではバッテリー上がりのみをお話していきます。
さて話を戻しますが、本記事で紹介するバッテリー上がり対処方法は以下の3つです。
- ロードサービスを呼ぶ。
- ブースターケーブルを使う。
- 自分でバッテリーを交換する。
では、それぞれを詳しくみていきましょう。
ロードサービスを呼ぶ
車に詳しくない、または不慣れな人向け。
自分でエンジンルームを開けたりせず、全ておまかせするパターンです。
メカニカル的に不慣れな場合は、この方法が最も早くて確実。
下手に触ったりせず、ロードサービスを依頼しましょう。
ロードサービスはいろいろありますが、下記のものがよく使われます。
- JAF
- 自動車保険付帯のロードサービス
- 車の保証に付帯しているロードサービス
JAF
最もメジャーなロードサービス。
携帯電話の#8139(ハイサンキュー)で、最寄の窓口につながります。
連絡先が覚えやすいので、緊急時に便利です。
ただしJAF会員じゃないと有料です。
(サービス内容によっては、JAF会員でも有料の場合があります。)
詳細はJAF公式サイトをご覧ください。
自動車保険付帯のロードサービス
実は最も多くの人が加入しているロードサービス。
自動車保険(任意保険)の加入率は、約8割と言われています。
そして自動車保険は、その大半がロードサービスを自動付帯しています。
ロードサービスの連絡先は、保険証券に記載されていることが多いので、一度確認しておきましょう。
またJAF同様にこちらも、サービスの無料範囲は決まっています。
最近は保険証券が郵送されず、ネットで閲覧するWeb証券が多くなっています。
その場合は、事前に自宅で印刷などして車内に入れておくと安心です。
車の保証に付帯しているロードサービス
意外と知られていないロードサービス。
車の保証、特に中古車の後付け保証に付帯していることが多いサービスです。
ひょっとしたら、と思った方は保証書を確認しておきましょう。
欠点は、いざという時に思いつかないようで、あまり使われていないとか・・・。
ブースターケーブルを使う
中級者向け、車同士をブースターケーブルでつなぎエンジン始動する方法。
ジャンプスタートと呼ばれています。
ブースターケーブルと救援車(または正常なバッテリー)があればチャレンジできます。
注意点が3つあります。
注意点1:同じ電圧でつながないとトラブルを起こす
車は12ボルトと24ボルトの2種類があり、同じ電圧同士でつながないとトラブルが出ます。
乗用車のほとんどは12ボルトです。
24ボルトはトラックに多いですが、一部の乗用車は24ボルト仕様もあります。
(バッテリーが2個付いている場合、並列接続が12ボルト、直列接続であれば24ボルトとなります。)
注意点2:ブースターケーブルをつなぐ順番に注意
ブースターケーブルは、つなぐ順番が決まっています。
正しい順番でつながないとトラブルの原因になるので注意。
(ブースターケーブルをつなぐ順番)
バッテリー上がり車の+端子
↓
救援車の+端子
↓
救援車の-端子
↓
バッテリー上がりの-端子(またはアース)
注意点3:ジャンプスタートが成功しても、エンジンを切ってはいけない
ジャンプスタートが成功したら、速やかに近くの車屋さんに行きましょう。
また途中でエンジンを切ってしまうと、再度かかる可能性は低いです。
バッテリーの充電量が十分でない、またはバッテリーの性能が低下していて充電できない、などの症状が出ているからです。
可能であればエアコンや電子機器はオフにして、不要な消費電力を抑えると良いでしょう。
車はエンジンがかかっていれば、オルタネーターという部品が自家発電しています。
もしジャンプスタートしてもすぐにエンジンが切れてしまう場合は、オルタネーターの故障が考えられます。
その場合はロードサービスを呼びましょう。
自分でバッテリーを交換する
中級者向け、自分でチャレンジしてみたい人。
自分でバッテリーを交換すえば、最も安く済みます。
実はバッテリー交換って、そんなに難しくはありません。
ただし重たいバッテリーを、どこかで買わないといけないのが難点です。
急ぎであれば近くのカーショップやガソリンスタンドで買えます。
もし時間に余裕があれば、ネットで買って重いバッテリーを持ってきてもらいましょう。
バッテリー上がり復旧後の確認事項
ここのパートで、バッテリー上がり後の確認すべきことを知ることができます。
バッテリー上がりを起こすと、車のメモリーが初期化されるので、一部再設定が必要になります。
- 時計がクリアされる
- カーナビにパスワードがかかる
- ECUが初期化される
時計がクリアされる
バッテリーが上がると、時計がクリアされ『0:00』になってしまいます。
時間を再設定すればOKです。
時間の設定方法がわからなければ、車のマニュアルを参照しましょう。
カーナビにパスワードがかかる
最近のカーナビだと、盗難防止のためパスワードロックがかかります。
このパスワードは、あなたがカーナビを最初に使う時に設定しています。
そのパスワードを入力すればOKです。
もし忘れてしまった場合は、カーディーラーまたはカーナビメーカーなどでパスワード解除できますが有料です。
ECUが初期化される
ECUとは、エンジンコントロールユニットの略です。
車に搭載されているコンピューターは、燃費や加速性能、アイドリング状態などを学習しています。
その学習により、常に良い走りを実現しています。
バッテリー上がりを起こすと、その学習情報が初期化されます。
この初期化により、普段と違う加速感や燃費性能を感じる場合があります。
基本的にはそのまま乗っていればOKです。
また学習をしていくので、しばらくすれば元の状態に戻るでしょう。
ただし異常が発生している場合もあるので、おかしいと感じたら点検してもらうのが良いでしょう。
バッテリー上がりを起こさないために
ここのパートでは、今後バッテリー上がりを起こさないための防止策を知ることができます。
バッテリー上がりを防ぐには、日ごろの管理が大切です。
- バッテリーは定期的に点検する。
- 電気の消し忘れに注意するクセを付ける。
- エンジンのかかり具合に違和感を感じたら、すぐに車屋さんに行く。
バッテリーは定期的に点検する
これが一番です。
バッテリーは見た目だけでは、良し悪しがわかりにくいです。
しかし電圧チェックをすることで、バッテリーの劣化具合を確認することができます。
車屋さんに行けば、たいていは点検してくれると思います。
特にバッテリーに厳しいシーズンの夏と冬の前には、しっかり点検しておくと良いでしょう。
電気の消し忘れに注意するクセを付ける
スモールライト、ルームランプ、ハザードランプ。
この3つが、ライト消し忘れ3兄弟です。
厄介なのは、忘れることは防止が難しいということ。
そのためこの3兄弟に関しては、常に消灯確認するクセをつけましょう。
エンジンのかかり具合に違和感を感じたら、すぐに車屋さんに行く
これは経験ある人も多いと思います。
セルモーターの回る時間が長い場合、バッテリーが弱くなっている可能性が高いです。
「少しくらい大丈夫だろう」と思わずに、すぐ点検に行きましょう。
『バッテリー上がりの対処方法』まとめ
今回は『バッテリー上がりの対処方法』というテーマでお話してきました。
もう一度ふり返りしておきます。
バッテリー上がり対処方法 3選
バッテリー上がり復旧後の確認事項
- 時計がクリアされる
- カーナビにパスワードがかかる
- ECUが初期化される
バッテリー上がりを起こさないために
- バッテリーは定期的に点検する
- 電気の消し忘れに注意するクセを付ける
- エンジンのかかり具合に違和感を感じたら、すぐに車屋さんに行く
今回は以上です。