ブレーキオイル(ブレーキフルード)の交換って必要?|点検方法と交換時期について

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ブレーキオイル

自動車にはエンジンオイル以外にも様々なオイルが使われています。

その中でも特に安全性に関係するのがブレーキオイルです。

ブレーキオイルはしっかり点検・整備しとかないと、いざって時に大きな事故につながってしまうかもしれません。

この記事ではブレーキオイルの点検方法や交換時期について解説していきます。

もくじ

ブレーキオイル交換は非常に重要!

現在の自動車は油圧式ブレーキがほとんどです。

ブレーキペダルを踏んだ力が油圧となりブレーキを動作させています。

つまりしっかりと油圧がかからないと、ブレーキが効かなくなってしまいます。

これって、怖いですよね。

どんな時に油圧がかからなくなるのか?

ひとつはブレーキのオイル漏れによる圧力が抜け。

そしてもうひとつが、ブレーキオイルの劣化によるべーパーロック現象です。

べーパーロック現象ってなんだっけ?

ブレーキってブレーキパットとディスクローターの摩擦力により止まります。

つまり非常に発熱するんですね。

その熱がブレーキオイルに伝わって沸騰してしまうと気泡が発生します。

空気のせいで圧力がかからなくなりブレーキが効かなくなります。

なんでブレーキオイルが沸騰するかって?

実はブレーキオイルは非常に吸湿性が高いので、空気中の水分を吸収してしまうのです。

だからブレーキオイルは定期的な交換が必須となるんです。

ブレーキオイルの点検方法はかんたん!

ブレーキオイルの交換が必要かどうかって、どうやったらわかるのでしょうか?

実はボンネットを開ければ、あとは簡単な目視点検で判断できます。

下の写真のがブレーキオイルのリザーバータンクです。

黒いキャップをよく見ると、『純正ブレーキ液を使用してください』と書いてあります。

ブレーキフルード

このリザーバータンクの中に入っているオイルの色を確認します。

新油は透明か薄黄色をしています。

オイルが劣化してくると次第に色が濃くなっていきます。

飴色になっている場合は、早めに交換した方が良いでしょう。

ここでひとつ注意点。

先に述べた通り、ブレーキオイルは吸湿性が高いオイルです。

リザーバータンクのキャップは、目視確認したらすぐに閉めるようにしましょう

※リザーバータンクがボンネット内に無い場合もあります。

ブレーキオイルの交換は法定点検時がオススメ!

ブレーキオイルは簡単に目視点検ができますが、正直言って忘れてしまうことの方が多いですよね。

なので時期で覚えておく方が良いかもしれません。

オススメは1年おきの交換です。

ちょうど法定点検が1年おきなので、その時に整備工場に依頼するのが良いでしょう。

認証工場であればブレーキの分解整備ができるので、ついでにブレーキパットなどの点検もしてもらえばさらに安心ですよね。

ブレーキオイルの交換は必ず整備工場で行おう!

ブレーキオイルは市販されていますので、知識があれば自分でも交換できます。

しかしブレーキオイルの交換は、エア抜きをしっかり行わないとブレーキが効かなくなり事故につながります。

「知識がある」と「交換作業ができる」は全く違いますので、整備士の方にきちんと交換の依頼をして安全にドライブを楽しみましょう。

ブレーキオイルの種類

ブレーキオイルには種類があります。

DOT3、DOT4、DOT5と数字が上がるにつれて性能も上がります。

しかしどのオイルを使用するかは各メーカーによって決まっている場合がほとんどです。

ブレーキオイルのリザーバータンクの黒いキャップに記載されていますので確認してみてください。

まとめ

ブレーキオイル交換は1年に1回の法定点検時に行うことをオススメします。

オイルの劣化が気になる場合は、ボンネットを開ければオイルの色でだいたいの状態が判別できます。

補足ですが、この記事ではブレーキオイルという呼び方で統一していますが、正確にはブレーキフルードといいます。

オイルとフルードは下記のような動作目的によって分類されています。

潤滑油・・・エンジンオイル、デフオイル、コンプレッサーオイル

作動油・・・ブレーキフルード、ATF(オートマチックトランスミッションフルード)、

パワーステアリングフルード

ブレーキの動力を伝達する作動油なので、正しくはブレーキフルードと呼ばれています。

ブレーキオイル

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