こんにちは、サケノリです。
今回のテーマは『夏によくある車のトラブル』です。
暑い季節になると、車にも厳しい環境となり、さまざまなトラブルが発生します。
よくあるトラブルを知ることで、事前に対処もできますので、ドライバーの方はしっかり確認しておきましょう。
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まず最初に、少し自己紹介をさせてください。
このブログ(Various Colors)の管理者で、サケノリといいます。
現役の営業マンで、車の販売(カーリース含む)や買取査定をしています。
車関係の資格だと、主に自動車査定士・自動車整備士・保険募集人・キーパーコーティング1級の資格を持っています。
今回はプロの整備士として、夏いよくある車のトラブルについてお話していきます。
ではさっそく始めていきます。
タイヤのトラブル
高速道路のトラブルでナンバーワンです。
夏は旅行や帰省で、長距離運転が多くなってきます。
そこで起きてしまうのがタイヤのトラブル。
その多くは、空気圧低下が原因と言われています。
空気圧が低下していると、ハンドリングや燃費の悪化だけでなく、最悪はタイヤのバーストなんて事態もありえます。
このトラブルの対処法としては、出発前の空気圧点検がもっとも有効的でしょう。
ガソリンスタンドに行けば大抵は点検してもらえるので、燃料とドライブの準備を満タンにして出発しましょう。
またかなりの長距離を走行する場合は、途中でタイヤが異物を拾うことも考慮して、適度に空気圧点検をすると良いでしょう。
オーバーヒート
夏にもっとも多いトラブルです。
エンジンの熱を冷やすためにある、ラジエーター関係のトラブルです。
オーバーヒートの原因はいろいろありますが、冷却水不足がよくあるでしょうか。
ドライブの前にエンジンルームを開けて、写真のように冷却水がMAXラインまで入っているか確認しましょう。
もし自分で給水する場合、写真のリザーブタンク満タンに入れてはいけません。
MAX-LOWラインの間であれば問題ないので、入れすぎに注意してください。
補足ですが、冷却水な写真のような赤色と緑色の2種類があります。
エンジンオイル不足
夏場は暑いので、エンジンにも負担が大きくなります。
エンジンオイルが不足していると、最悪エンジンの故障にもつながってしまいます。
出発前にオイルレベルゲージで、油量が適正かどうか確認しましょう。
不足している場合は、そのまま走行してしまうとエンジントラブルなってしまいます。
早めに車屋さんに行って点検してもらいましょう。
エンジンオイルの機能に関しては別の記事でまとめています。
エアコンが冷えない
エアコンをつけたら、『全然冷えない』『なま暖かい風が出てくる』なんてことありませんか?
この場合はまず、エアコンの『ACボタン』がオンになっているか確認しましょう。
季節が変わって初めてエアコンを使用する場合、ACボタンがオフになっている場合が良くあります。
もしオンの状態でも冷えなければ、車屋さんに点検してもらいましょう。
エアコンのガス抜けが原因でエアコンが冷えていない可能性があります。
またガス抜けで済めば良いのですが、エアコントラブルには他にもいろいろ原因があります。
コンプレッサー故障や配管のツマリなどもよくあるトラブルです。
特にマニュアルエアコンの場合、エアコンのオン・オフが多くなるので、コンプレッサートラブルが多くなりがちです。
素人では判別が難しいので、早めの点検をオススメします。
バッテリー上がり
バッテリー上がりは夏場と冬場に起きやすいです。
夏場はエアコンを多用するため、冬場は日照時間が短くなるのでヘッドライトの使用時間が長くなるため、バッテリーには厳しくなります。
『エンジンのかかりが悪い』と感じた時は、すでにバッテリーの消耗がかなり進行していると思われます。
できればそう感じる前に、車屋さんでバッテリーの点検をしてもらいましょう。
車のトラブルが起きてしまったら・・・
ドライバーの方にとって、車のトラブルはつきものです。
そして重要なのは、トラブルで困らないための点検と、困ってしまったときの対処法です。
今回は夏によくある車のトラブルと題しまして、事前にできる簡単な対処法をお話してきました。
あとは困ってしまったときの対処法を準備しておくと良いでしょう。
・近場のトラブルであれば、よく行く車屋さんに連絡する。
・遠方のトラブルであればロードサービスを利用する。
ロードサービスは、JAFまたは自動車保険付帯のロードサービスが一般的かと思います。
いつトラブルが起きても大丈夫なように、連絡先は前もって確認しておきましょう。
自動車保険の場合は、ほとんどが保険証券に記載されています。
JAFの場合は、携帯電話で『♯8139』(はいサンキュー)で最寄りの営業所につながります。
JAFは事前に入会しておくと、レッカー代などの費用面でも有利になります。
もしもの時のために、入会を検討しておくのも良いでしょう。
今回のまとめ
夏によくある車のトラブルとしては、主に以下の5つがあげられます。
- タイヤのトラブル
- オーバーヒート
- エンジンオイル不足
- エアコンが冷えない
- バッテリー上がり
この5つの中で、エアコントラブル以外は、レスキューが必要になってくると思われます。
そんな事態に遭遇してしまってもスムーズに対処できるように、ロードサービスの準備は前もってしておきましょう。