- カーリースの原状回復費用って何?
- どうなったら請求されるの?
- なんとかならないの?
この記事を読むことで、これらの悩みが解決します。
車のブログ『くるまぶ』のサケノリです。
今回のテーマは、『カーリースの原状回復費用』です。
この悩みは、カーリースを検討していると必ずぶつかります。
まずは原状回復費用について、正しく知りましょう。
また記事の後半では、回避策についても解説していきます。
カーリースの重要な部分なので、しっかり解決していきましょう。
~この記事を読んでわかること~
- 原状回復費用について
- 原状回復費用を請求される例
- 原状回復費用を回避する方法
カーリースとは、毎月定額で車を利用するサブスク型のサービスです。
詳しくは下のリンク先の記事でまとめています。
車のブログ『くるまぶ』の管理者をやってます。
詳しくはこちらのプロフィールをどうぞ。
原状回復費用とは?
ここのパートでは、原状回復費用について理解することができます。
カーリースは車を借りていますので、契約期間が終わったら元の状態に戻して車を返却しなければいけません。
つまり原状回復費用とは、元の状態に戻す費用と言えばわかりやすいかと思います。
でも、ここでちょっと疑問が出てくると思います。
それは、「なんで原状回復しないといけないのか?」という点。
確かにそう考える人は多いかと。
でも原状回復しないといけないのには、きちんとした理由があります。
その理由が、カーリースの残価設定です。
カーリースでは、契約前に予め、将来の車両価値を設定しています。
将来の車両価値とは、簡単に言えばリース契約が終了した時点の価値、つまり下取り価格のようなものです。
この残価分はリース契約から差し引かれてますので、あなたは支払いしていません。
あなたが車を買取する場合を除き、残価はそのままで車をリースに返却します。
つまり言い換えると、リース会社は残価分であなたから車を仕入れていることになります。
あなたから仕入れた車は、中古車として別の人へ販売したり、オークションへ転売、レンタ
カーで使用したりします。
でもあなたから仕入れた車に、残価分の価値がなかったとしたら・・・。
そこで請求されるのが、原状回復費用となります。
原状回復費用を請求される例
ここのパートでは、どのような場合に原状回復費用を請求されるのかを知ることができます。
原状回復費用については理解できたとして、ではどのようなケースで残価が低下してしまうのでしょうか?
いくつかの例を考えてみます。
- 車に大きなキズやヘコミがついた。
- 修理はしてあるが、事故歴が残った。
- 決められた走行距離をオーバーした。
- 車内の匂いや汚れが酷い。
- 改造して、車の価値が変わってしまった。
車両価値低下の要因は他にもあるとは思いますが、主にこのような場合があると原状回復費用を請求されます。
走行距離オーバーについては、各リース会社で請求額が定められています。
だいたい1キロあたり5~15円くらいだと思います。
けっこう幅があるので、このあたりは契約前にしっかり確認しておきましょう。
車内の匂いや汚れに関しては、タバコを吸う人やペットを飼っている方は注意です。
できれば事前に問題ないかどうかの確認をしておいた方が良いです。
改造はライトなものからヘビーなものまで様々ではあります。
例えば「ETCの取付が改造か?」と言われると微妙ですが、重要なのは事前にリース会社へ確認しておくことです。
リース会社が許可したものであれば、そのままで問題ないでしょう。
またアルミホイールやカーナビを交換する場合は、捨てずに保管しておけば、返却時に元に戻すことは可能になります。
逆に言えば、車のカスタマイズを楽しみたい方だと、カーリースは不向きだと言えます。
原状回復費用を回避する方法
ここのパートでは、原状回復費用を回避する方法について解説します。
ここまでで、原状回復費用を請求される理由と車両価値が下がる主な例についてお話してきました。
ここで、こんなふうに思う人もいると思います。
「走行距離や匂い・汚れは、自分が気を付ければ防げる。改造はそもそもしない。でもキズや事故は防ぎようもない部分もある。だからカーリースには消極的。」
どうでしょう?
確かにサケノリも同感です。
もらい事故ってのもありますからね。
そうなると今度は、「原状回復費用を回避する方法はないのか?」という流れになってきますよね。
結論から言いますと、条件は付きますが原状回復費用を回避する方法はあります。
回避方法は以下の2つです。
- 一部のリース会社にある、ユニークプランを利用する。
- 再リースを利用する。
一部のリース会社にある、ユニークプランを利用する。
カーリースを運用しているリース会社は数多くあります。
もしあなたがカーリースを利用する場合は、そのいずれかのリース会社と契約します。
リース各社は、他社との差別化のため、さまざまな独自プランを用意しています。
例えば契約年数だったり、頭金の有無だったり、メンテナンスの有無、任意保険の有無、クレジット決済、取扱車種・・などなど、まったく同じプランはありません。
その中でも特に、原状回復費用についてケアしているリース会社もあります。
一部ですが、ここで少し紹介しておきます。
おトクにマイカー定額カルモくんの『もらえるオプション』
もらえるオプションを付けておけば、契約満了後に車がそのままもらえます。
自分の車にすることで、原状回復費用を回避します。
ただし契約満了前に解約した場合は、原状回復費用が発生する場合もあります。
また、もらえるオプションは付帯条件があります。
オリックスカーリースの『いまのりナイン・いまのりセブン』
それぞれ契約期間の満了を迎えると、車がそのままもらえます。
自分の車になれば、原状回復費用とは無縁になります。
ただし契約満了前に解約や返却した場合は、原状回復費用が発生する場合もあります。
また、いまのりくんは対象外です。
再リースを利用する。
もし多額の原状回復費用が発生した場合、再リース、つまりリース契約の延長をすることで裏技的に回避することもできます。
再リースは、現在の残価をベースに、さらに再リース満期後の残価を設定して契約します。
車は古くなればその分価値が低下していきますので、現在の原状回復費用が将来的に残価を下回れば回避したことになります。
少しわかりにくいと思うので、別の記事で詳しく解説します。
『カーリースの原状回復費用』まとめ
今回は『カーリースの原状回復費用』について解説してきました。
最後におさらいしておきます。
原状回復費用は、車をぶつけた・事故した・大きく汚したなどで、車両の価値を低下させてしまった場合の費用となり、車の返却時に請求されます。
ただし一部のリース会社では、原状回復費用を回避できるようなプランもあります。
もし回避できるプランがなく、多額の原状回復費用が発生してしまった場合は、再リースを検討してみると良いでしょう。
今回は以上です。
カーリースの基本を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。